こんにちは。
ダルマドリです。
だいぶ気温も低くなってきましたね。
ダルマドリの住んでいる北海道では、この時期はタイヤ交換の時期でもあります。
この記事では、冬タイヤの買換え時期を見極めるポイントを紹介します。
このタイヤ大丈夫かな?
私は以前、ガソリンスタンドに勤めていた時があったのですが、この季節は本当に忙しくて、大変でした。
なにがそんなに忙しかったかというと、それは
『タイヤ交換』
そう、ダルマドリの住んでいる北海道では、秋といえば、車のタイヤを夏用タイヤから冬用タイヤに交換する『タイヤ交換』の時期でもあるんです。
夏タイヤでは、雪の道や凍った路面を走ることができないからですね。笑
そして、毎シーズン、タイヤ交換に来られるお客様に必ず聞かれる質問がありました。
『このタイヤ、まだ大丈夫かな?』
タイヤだって、ゴム製品ですからね、年数が経てば劣化してヒビ割れしてきたりするし、溝がなくなってツルツルになってきたりします。
溝がなくなってツルツルのタイヤで走ったら、滑って危ないですからね。
なので、大丈夫かどうか聞いてくるんですね。
それでは見極めポイントを解説します!
プラットホームは残っているか?
まずはじめに『プラットホーム』は残っているか、を確認します。
『プラットホーム』って、なんだかわかりますか?
駅のホームのことじゃありません。
わからないよ〜、って方のために説明しますね。
『プラットホーム』っていうのは、冬用タイヤとしての使用限度を示すサインで、新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差です。
見つけ方は、タイヤの横(サイドウォール)をみると『矢印』がついているので、その矢印の直線上にあります。
矢印は4か所ついているので、全てのプラットホームの減り具合を確認します。
『プラットホーム』が露出した場合、冬用タイヤとして使用することができなくなります。
注:『スリップサイン』とは違うので、夏用タイヤとしては履くことはできますが、そもそも冬用タイヤを夏に履くのはおすすめできません。
逆に滑らやすくなるので危険です。
タイヤが製造されてから何年経過しているか?
次のポイントは、タイヤが製造されてから何年経過しているか?です。
まず、タイヤの製造年を確認します。
どこを見て製造年を確認するかというと、
写真を参考にタイヤのサイドウォールのこの部分を見てください。
アルファベットと4桁の数字『YYY2321』と書いてあります。
まず、ここの見方を説明しますね。
まず、頭のアルファベットは無視して、その後の4桁の数字に注目しましょう。
はじめの2桁が製造された週を表しています。
そして、下2桁の数字が製造された年(西暦)を表します。
つまりこのタイヤは、2021年の第23週(6月頃)に製造されたタイヤ、ということになります。
なぜ製造年を確認するかというと、冬用タイヤのゴムは、年数が経ってくるにつれて固くなってくるからです。
固くなってくるということは、雪を『かむ』力が弱まってくるということなので、滑りやすくなる、ということなんですね。
近年販売されているタイヤは、ものすごく性能が高くなっているので、1年や2年では劣化してくることはほぼないと思います。
さすがに5年も経ってくると、未使用だったとしてもゴム自体が劣化してくると思われるので、あまりお勧めはできませんね。
メーカーでは3年〜4年くらいの交換を推奨しているようですが、個人的には5年くらいでいいんじゃないかなって思います。
走る距離にもよりますけどね。
冬用タイヤの『ゴムの柔らかさ』は、重要ポイントです!
『製造年』は、必ず確認しましょうね!
サイドウォールの確認
次はサイドウォールの確認、です。
あまり事例はないんですが、道路の縁石とかにタイヤの横の部分をぶつけたりとかして、中のワイヤーが切れちゃってるタイヤがたまにあります。
でも、意外と運転してる人は気付いてないことが多いんですよね。
サイドウォールが『ぽこっ』っと、おたふくのように膨らんでいたら、要注意です。
そのまま放置して走っていると、バーストする危険がありますので、すぐに新しいタイヤに交換することをお勧めします。
買い替えの見極めポイントまとめ
見極めポイントをまとめると、
プラットホームが露出している。
製造されてから、5年以上経過している。
サイドウォールが膨らんでいる。
タイヤがヒビ割れしている。
このどれかに当てはまったら、ほぼ間違いなく買い替えの時期が来ていると言えます。
走れないことはないですが、危ないです。
数万円の出費をケチって事故を起こしてしまっては目も当てられないですよね!
買い替えの時期
さて、新しいタイヤを購入する時期なのですが、実は雪が降った後より、雪が降る前が最適です。
なぜかというと、タイヤの製造過程において新品のタイヤは、目では確認できないですが薄い膜がついているため、本来の性能の約70%くらいしか出せないんです。
そこでどうするかというと、『ならし』運転をするんですね。
だいたい200キロくらいの距離を走ることによって、膜が削られて本来の性能が引き出せるようになるんですね。
つまり、雪が降る前から走ることによって膜が削られるので、雪が降るころに100%の性能が発揮される状態になるんですね。
以上、冬用タイヤの買い替え時期、ポイントでした。
おしまい。
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